適合性と認証
合理的に予見可能な誤使用 reasonably foreseeable misuse
製造業者の意図とは異なるが、容易に予測できる人の行動から生じうる製品の使用。リスクアセスメントで考慮しなければなりません。
各法令での定義(2件)
各法令の定義規定から抜き出したものです。訳語は当サイトの法令ごとの和訳に従っています。
「合理的に予見可能な誤使用」とは、デジタル要素を持つ製品の意図された目的に従わない方法による使用であって、合理的に予見可能な人の行動又は他のシステムとの相互作用から生じうるものをいう。
‘reasonably foreseeable misuse’ means the use of a product with digital elements in a way that is not in accordance with its intended purpose, but which may result from reasonably foreseeable human behaviour or interaction with other systems;
「合理的に予見可能な誤使用」とは、AIシステムの意図された目的に従わない方法による使用であって、合理的に予見可能な人の行動、又は他のAIシステムを含む他のシステムとの相互作用から生じうるものをいう。
‘reasonably foreseeable misuse’ means the use of an AI system in a way that is not in accordance with its intended purpose, but which may result from reasonably foreseeable human behaviour or interaction with other systems, including other AI systems;
欧州委員会ブルーガイドの解説
EU製品規則の実施に関する公式ガイド(2022年版)の該当箇所です。
例えば、保護カバーを外したまま運転する、子どもが大人用の製品を使う、本来の能力を超える荷重をかけるといった使い方が該当します。
「取扱説明書で禁止したから対象外」とはならない点が重要です。予見可能な誤使用は、まず設計段階で防ぐことが求められ、残ったリスクについてのみ警告などの使用上の情報で対応します。CRAやAI規則でも同様の定義が置かれ、サイバーセキュリティやAIシステムのリスク評価で考慮すべきものとされています。